眠れる保健室の美少女



あたしこんな体だけど一応頭いい方なんだよね。

体弱い=頭悪い、だなんて思われたくないから。


体を使えない分、それなりの努力はしてきた。


「あたしも頑張ろ〜」

「とか言って毎回ギリギリだけどね。」

「こら、それ禁句。」


2人で笑って教室に入る。

保健室とは違って、ムンムンとした熱気が教室に広がっている。

こういう日々が続くと、少しずつ慣れてきて教室にいる時間が多くなるから嬉しかったりするんだ。


クーラーも使うけど、あたしは直撃しない場所にいるから、ちょうどいい。