眠れる保健室の美少女



その側で、しおりちゃんはカップを持ちながら視線を床に落としていた。


…この顔、前にも見た。

見覚えのある表情に、あたしは違和感を覚える。


前見た時も、日向の話をしてる時だったけど…関係あるのかな。



「先生?」

夏もしおりちゃんの様子に気づいたのか、しおりちゃんの名前を呼んだ。


「あ、ごめんごめん!日向の話だよね。」