梅雨が過ぎて、かなり暑い日が続くようになった今日この頃。

あたしと夏は保健室で涼んでいた。


しおりちゃんを交えて、世間話をしている。


「あ、そうだ椎香。」

お弁当を広げながら夏はあたしに顔を向けた。

ん?と首を傾げると、夏はにんまりと笑う。


「いい加減園田とのこと話しなさいよ。」

「んんっ…!」


その…日向のことを聞かれ、食べていたものが変なところに入りあたしはむせた。

あ、ごめんご、と言う夏からは謝る気が感じられない。