ドクンと心臓が跳ねる。 日向は、あたしの横を通り過ぎて保健室から去った。 力が抜け、へにゃっと床に座り込むあたし。 別に、頭ポンポンでドキドキとかしないし。 このあたしがそんな手に引っかかるわけないじゃん。 「…嫌いよ、あんなやつ。」