もしっていうか、多分そうだと思う。 しおりちゃんがすごいしそうなことだし。 「で、どうするの?」 「どうするって…あんた、あたしの話聞いてた?ここは椎香がいく番でしょ」 「あたしは少ししか悪くないってさっき夏が…」 「はいはいうるさい!行くったら行くの!」 あたしから行けと主張する夏を少し睨んだ。 本人はあたしの視線なんか気にせず、呑気にお弁当を食べている。 …あたしからなんて、絶対無理。 無意識にご飯にお箸をブスブス刺していたら、夏は呆れながらあたしを見ていた。