次の日、あたしは朝から保健室にいた。
「でね、名前が園田日向って言うんだけどー…」
「え?」
仕事をしながらあたしの話を聞いていたしおりちゃんは、急に手を止めてあたしの方に向いた。
不思議に思い、あたしは首を傾げる。
「園田日向って言った?」
「え…うん、園田日向。」
どうしたんだろ…
「ねぇ椎香ちゃん、あたしの名字わかる?」
「え、何言ってんのあたり…」
当たり前じゃん、と言おうとしたのに、あることに気が付いてしまった。
「園田……え?まさか、ねぇ?」
「ふふ。」
にっこりと笑う彼女には、嘘なんかついてるように見えない。

