眠れる保健室の美少女



「だから、しおりがどうとか、気になってなかったってこと。」

「んん?」

「…」

日向はまったく理解できないあたしを呆れた目で見てくる。

その目…やめてほしい。


「だからぁ、それくらい楽しいってこと。」

半投げやりに言われた言葉に、ようやく理解する。

「あ……うん…それは、よかった…」


なんだか照れ臭くなり、どう返事をしていいかわからない。