眠れる保健室の美少女



「たいやき買ってやるから」


たい焼きという言葉に、あたしはピクリとする。


なんであたしがたい焼き大好きなの知ってるの。

「な?」

にこっと微笑まれ、あたしはうっ…っと声を漏らす。


「ほんとに買ってよね。」

「はいはい。」


結局、大好きなたい焼きに負けたあたし。

「……」

「何よ気持ち悪い」

「いや、単純だなって。」