眠れる保健室の美少女



そしてあたしと向かい合わせになって、日向はあたしの耳元まで顔を近づける。


「椎香…好きだよ」

「えっ…はぁっ?!」


いきなり言われて理解できないあたし。

「ちょっ…ひなっ…」

心臓がバックバクなのが自分でもわかった。

あたしはその音が日向にバレないよう、胸を抑える。



て、てゆーか日向はしおりちゃんが好きなんじゃないの?!?!?!


あ、ああああたしのこと好きとか意味がわから…


「…っぷ。」

「へ?」


耳元で聞こえた、笑う声。