「でも。」

「?」

「勉強にはなった。」

「は?」


…勉強??

これのどこが勉強になるっていうの?


「意味わかんないんだけど。」

「いや、わかんなくていい。」

「何それ、すごい気になるんだけど。ねぇ、何の勉強?これのどこに勉強要素があんのよ。」

そう言うと、日向は顎に手を当てて何やら考え出した。


そして、立ち上がるとあたしの隣に移動してきた。

「ちょっ…何で来るの?!」