眠れる保健室の美少女





動物園を一通り回って、あたしたちは近くのベンチに座った。


「…疲れた。」

「うん、だろうな。」

はい、と渡されたオレンジジュース。

「ありがと。」

そう言って、ちょびちょびとジュースを飲む。


はぁ…ただでさえ体が弱いのに。

動物園だからって無茶し過ぎた。

帽子があったからまだ大丈夫だけど、そろそろ限界かも…


「帰るか。」

「えー…」


まだペンギンとか見てないのに…