トントンッ



ガチャッ!




入ると…




その子は怯えた目でこちらをみてる。




そっとその子の隣にいき、抱きしめた。




その子は震えてるけど安心させるようにそっと優しく…頭を撫でた。



「大丈夫よ?私は捨てたりしない。なにがあったか聞かせてくれる?」



そう言うと…。




「……だ?……ど…し…だ?」



「ん?どーしたの?」



もう一回優しく聞くと、




「どうして…俺が捨てられてる事が分かったんだ…?」



「私も貴方と同じぐらいの時に貴方と一緒の目をしてたの。闇に包まれてる。
笑いたくても笑えたかった。貴方も笑いたくても笑えないでしょ?」