G.H.Emperor




「……ぎぃやぁああぁあぁうぁあ!!!!」



則子が溶けていく。



夢のような、フワフワとして。

ああこれは則子じゃなくて

きっと明日また学校で会える。




「雪乃ちゃん」


だからこれは嫌な夢だ。


「あたし、雪乃ちゃんは食べないつもりだったんだ」


夢。


「だって大好きな親友だったから」