「いい加減にしろ!!」


私は、また忍にゲンコツをくらわせた。


「!! いってぇ~。二回も殴るじゃねぇよ!!」


「ゲンコツです~」


「だから、一緒だろ!!」


忍は、頭をおさえて、涙目になっていた。


「ちょっと、ちょっと!!
2人とも、もうやめて。続き始めるよ!」


友達の美樹が私と忍のやり取りを止めてきた。