裕太と渡辺が帰ってきた。


裕太は、座った瞬間、誰にもばれないように、俺に、Vサインをしてきた。


OKがもらえたんだな!よく頑張ったな。
俺も負けずに、頑張ったるし!



小泉を誘うには、大胆なことをした方がいいと思い、耳打ちで、片付けが終わったら、図書館に来い!」


「…っ……」



小泉は、赤くなっていた。


これはちょっと失敗だったかな?そう思っていたら、指で合図をしてくれた。


よっしゃー!


俺は嬉しすぎて、頭を下に向けた。


嬉しすぎて、顔に出てるかもしれねーからな。