俺が教室に戻ろうとしたら、裕太が小泉を図書室に連れていくのが見えた。


俺は跡をつけて聞きたかったが、そんな気持ち悪いことをしたら、小泉に引かれると思い、止めた。




教室に戻ったら、男子がニヤニヤしていた。


「お前、何、大胆なことしてんだよ!」

「別に、そんなつもりじゃねぇーんだけど。」

「かっこよかったぜ!」

「そりゃ、どうも!」


俺は、裕太と小泉のことが頭から、離れなかった。