大好きだよ

ドン

俺は壁を叩いた。

何でだよ…。

教えてくれよ!なぁ、愛蘭…。

「…海斗、愛蘭の気持ちも考えてやれ。

後、今別れても後悔しねぇのか?

愛蘭と話してこいよ。」

「…そうですよね。話してきます。」

理由も聞いてないのに

別れるなんて絶対に後悔してしまう。

「早く行ってやれよ」

俺は長い廊下を走り、

愛蘭の部屋の前まで来た。

中でヤマテと愛蘭が話している。

盗み聞きはわるいが少し聞く。

「ねぇ、ヤマテ。

こんな関係やめようよ。」

「なにゆってんの?

お前のせいで僕はサッカーが出来ないんだ

どうしてくれんの?

一生俺といて罪を償わなければ

いけないんだろ? 」

何ゆってんだよこいつ。