「海斗くんとやら」

「はい」

「愛蘭を泣かせないでくれよ」

「もちろんですよ」

これって認めてくれたのかな?

「婚約者の件は僕に

任せてくれたまえ。

…アイツがすぐに聞くとは

思えんが…。」

愛蘭の部屋へいったってくれと

言われ、俺は向かった。

トントン

「愛蘭、俺だよ。あけて」

ガチャ

「…ヒク…どうしたの?」

愛蘭は泣いていて

思わず抱きしめていた。

「大丈夫だよ。愛蘭のお父さんが

認めてくれたよ。」

「ほんと?」

「うん。」

そのあと俺は家に帰った。

日曜日にデートもした。

愛蘭がかわいすぎて襲いそうになった。

日曜日、家に帰ると

白兎からメールが来て

明日学校に行くと書いてあった。

はぁ、さっきまで愛蘭といたのに

もう会いたい。

ピコン

あっ、メールだ。

愛蘭から

゛明日から3日間は会えないです。゛

は?なんで?

そのあとすぐにメールを送ったけど

返ってこなかった。

時間がたち、学校に行く時間になった。

「かいとー、はくとー、おはよー!」

チッ順平かよ。

「ん?海斗機嫌悪いねー」

「…愛蘭だろ?」

「何か知ってるんですか?」

「…あぁ。」

「何ですか?」

何で白兎が知ってて

俺が知らないんだよ。

「…愛蘭の婚約者が来てるんだよ。」

はぁ?意味がわからん。

愛蘭の親父さん任せろって

言ってたじゃん。