大好きだよ

それからみんなでいろんな話をして

7時になったので

みんなにバイバイして

家まで海に送ってもらうことにした。

私は、順平くんのことを順ちゃんと呼び

順ちゃんは私のことを愛と呼ぶように

なった。

あとひとつ、海斗くんのことを海って

呼ぶようになった。

海が呼んでって!

んー、お父さんに何てゆおうかな。

「愛蘭、愛蘭」

「…ん?あ、なぁに?」

「考え事?相談のろうか?」

「大丈夫だよ。ありがとう♪

あ、あのね、私の家、ここなの。」

「…ここ?藤井組?」

「うん…。ヤクザなの。

怖いよね。」

「いや、怖くないってゆったら

嘘になるけど、でも、愛蘭は愛蘭だから

大丈夫だよ。」

「うん!」

海を好きになってよかった。

「「あーいーらー」」

ん?お兄ちゃんの声が

「グヘッ…。」

いったぁ。泣

誰だよ。抱きついてきたのは!

ってあいつらしかいないか…。

「お兄ちゃん」

「愛蘭お帰り。で、ソイツは彼氏?」

「ひなたさん、彼方さんお久しぶりです。

彼方さん達が溺愛してたのって

妹なんですか?」

「海斗じゃん。そうだよ。

え?海斗が彼氏なの?」

「はい。」

「いくら海斗でも愛蘭は

わたせなーい。」