「海斗くんは優しいのね。

さっきはありがとう。

助けてくれて。あの子のこと

ハクから聞いた?

普通は襲った男の人達を怖がるはずなのに

女の子が怖くなっちゃって…。」

「でも、愛蘭は前に

進んだんじゃないですか?

だって、今白兎のお姉さんと

話せてたじゃないですか。」

「…うん」

「あのさ、突然なんだけど

俺と付き合ってください。

モールであった日からあなたのことが

頭から離れないんです。」

「え?ほんとに?

私もね、海斗くんのことが

離れなくて、また会いたいなって

おもってたの。だから嬉しい!」

「てことは、付き合ってくれるの?」

「はい。」