ハクの家を出てから歩いて五分ぐらいの

ところにコンビニがある。

海斗くんと道路を歩いていると

前からアイツが…。

「さしぶりね。愛蘭。」

「…来ないで!」

「何震えちゃってるの?

あはは、で?そこの男の人は彼氏?」

「…違う。」

怖い。怖いよ。誰が助けて?

「おい、お前。愛蘭のなんなんだよ」

「私?私は愛蘭のもと親友で

まぁ、愛蘭は親友と思ってたらしいけど

私は一度も親友と思ったことない。

愛蘭の親友のふりをしたら

白兎くんに近づけると思ったの。」

「…海斗くん、帰ろうよ。

…ぃやだ。」