雨森は外国の血が入っているだけあってなかなか顔も整っている。
それに変態だけど結構紳士的なところもあるから彼女くらいいるって勝手に思ってた。
けど、今は雨森の片思いなんだね。
「恋愛相談なら、わたしも乗るからね」
「ハハッ。彼氏がいないよーなやつに相談なんかしねぇよ」
「…んな! それは、そうだけど」
生まれてこのかた、彼氏がいたことないオトコオンナは用なしってか。
いいもーん。わたしは陸と幸せになるんだから。
心の中でブーブーと文句を言っていると、隣を歩く雨森が突然足を止めた。
「…なあ、藤村。ちょっと遠回りしない?」
「えっ。なんで?」
「いいから」

