こんがり焼けた健康的な色をした肌に白い歯がよく映えている。
見た目は爽やかなのに、結構粘着力があるのがちょっと厄介。
「対馬先輩。こんにちは」
「オッス。タケルでいいよ」
「た、タケル先輩…」
こんな大物を下の名前で呼ぶなんて恥ずかしいし、同時におそれ多い。
粘着力はあるけど、それでも彼の俊足は尊敬できるし、憧れの先輩なんだ。
「早速だけど。いつデートしてくれんのさ、千早ちゃん」
ああ、そうだった。
わたしはタケル先輩に告白されて、
その返事をデートのときに聞かせて欲しいと言われていたんだ。
お姫様修行で忙しくて、すっかり忘れてたわ。

