「はーちゃんどうしよう~」
「会ってあげなさい」
「はーちゃんついて来てよ」
「やーよ。葉月、先約入ってるもん」
「ま、まさか…」
「あ、お友達だよ?」
やっぱり男かぁぁぁぁぁぁぁっ!
かわいい顔してやることやってんな! お前!
これだからピュアな天然お姫様は!
早く彼氏作りなさいっ!
「そういうことで、ひとりで頑張ってねっ」
「ブー」
はーちゃんはスキップまでして軽い足取りで教室を去っていった。
それとは対照的に、部活で使うものしか入っていないリュックが重く感じる。
しょうがない。行くか…。
「千早ちゃん!」
急いで正門へ向かうと対馬先輩がわたしのことを見つけてくれた。

