疾走☆ラビリンス~曖昧な三角関係~(おまけSS更新中)



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『茜、親でも勝手に部屋に入られるとマジギレするから、俺の部屋で待ってて』


雨森はわたしにそう告げると部屋を出て行った。


そして彼の部屋にぽつねんと残されたわたし。


…なんてシュールな……。


雨森の部屋は、雨森らしかった。


個性的な色をした家具に、数台のギター。


…いや。

よくあるエロ本探し、なんてそんな野蛮なことしませんよ? わたしは。


興味が全くないと言ったら嘘になるけど、悪趣味なことしないもん。


一応、彼はお姫様のお兄ちゃんなんだから。




「藤村ー! 茜帰ってきたから部屋行って!」


「はーい!」


ほどなくして、部屋の外から聞こえた雨森の声。


ノックをしてから部屋に入ると、いつもと変わらずお姫様な茜ちゃんがいた。