疾走☆ラビリンス~曖昧な三角関係~(おまけSS更新中)



涙でかすむ真っ白な道をゆっくり、ゆっくり進んだ。


手をつないで、ゆっくりと。


4つの足跡をつけて、ゆっくりと。




「茜ちゃん、手冷たいね」


「誰のせいだと思ってんの?」


「あは、そーだよね。ごめんね、お姫様に寒い思いさせて…」


「あたし、こう見えて代謝かは人一倍良いの。だから、ごめんなんて言わないで、千早ちゃん」




ね、茜ちゃん。


そんな冷たい手をして“代謝が良い”なんて無理があるよ…。


意地悪な女王様の時々見せる優しさに、わたしは特別な何かを感じるんだよ。




「ありがと、茜ちゃん」


「ん。千早ちゃんに何があったかは知らないけどさ。
あたし、千早ちゃんの悲しそうな顔は見たくないよ」


「え…?」