「そんなことないよ。だって千早ちゃん、どんどんキレイになっていくんだもん。食べたいちゃいくらい、かわいいんだもん」
キレイ…?
かわいい…?
キレイでかわいいお姫様の茜ちゃんにそう言ってもらえるなんて。
うふ。
嬉しいなあ。
「えへ、そーかな」
「こら、調子乗らない」
「イデッ」
茜ちゃんから脳天チョップを食らってしまった。
「千早ちゃんをあたしのモノにしたい。絶対名取くんに嫉妬しちゃう」
「わたし、ずっと茜ちゃんと友達だよ?」
「そうかなあ」
「そうだよっ!」
「…ありがとう」
茜ちゃんの細い腕がわたしを抱きしめた。
わたしは思わず腕を彼女の背中にまわした。

