疾走☆ラビリンス~曖昧な三角関係~(おまけSS更新中)



「もっと近くで見てもいい?」


「しょうがないなあ」




そう言うと茜ちゃんは自分の太ももを叩いた。


…ん?




「早くおいでよ。ここ、座りな?」


「ふぇ?」


「いいからっ」


わたしは茜ちゃんにグイッと腕を引っ張られ、無理矢理座らされてしまった。

…もちろん、彼女の太ももに。


ドキドキしながら茜ちゃんの目を覗く。


視線が絡み、心臓の鼓動が加速した。


本当にキレイ。


茜ちゃんも雨森も、隠してしまうなんてもったいないよ…。




「ああ、名取くんに千早ちゃんをやるのがもったいないなあ」


「えっ!? いやいやいやいや。陸はきっとわたしをそんなふうに思ってないよ」




雨森もはーちゃんも、わたしの変化に気づいてくれたけど、
陸はそんな素振りさえ見せなかった。