疾走☆ラビリンス~曖昧な三角関係~(おまけSS更新中)



「ふふ。千早ちゃんがそう言ってくれるだけで嬉しいよ」


「でも…」


「気にしないで。きっとお兄ちゃんも喜ぶよ」


「…うん」




あの変態ギタリストにもそんな過去があっただなんて。


あの明るい振る舞いを思い出して、少し胸が痛くなった。




「茜ちゃんは今、カラコンしてるんだよね?」


「うん。この格好にあたしの目は似合わないから…」


「見てみたい、なあ」


「えっ…」


茜ちゃんは驚いた顔。
でもわたしは続けた。


「そのままの茜ちゃんが見たいの」


「…いいよ」




そう言うと茜ちゃんは慣れた手つきで目からレンズを外した。


ゆっくり顔をあげる。


「…キレー……」


「フッ。そんなこと初めて言われたよ」


「だって、本当にキレイなんだもん」


吸い込まれそうな色。


茜ちゃんになら、吸い込まれてもいいかも。…なんちって。