「双子ってことだよね?」
「そ。不名誉なことに、あたしが遅く生まれちゃったからあの人がお兄ちゃんなの」
茜ちゃんは腕を組んで不機嫌そうだ…。
「わたし、雨森がハーフだってことも知らなかったよ」
「当たり前じゃん。お兄ちゃんは自分が混血だってことを隠しているんだもん」
「え?」
「あたしもだけど、中学生の頃に目の色とか肌の色が違うっていじめられてね。ちょっと色素が薄いだけなのに。
だからあんな必死に髪染めて、目の色はカラコンで変えてるの」
「なにそれ…。わたしむしろ、外人さんに憧れてるくらいなのに…」
肌の色は白。
あの目の色ははみんながカラコンを入れてまで欲しがるくらい。
すらりと伸びる手足だって欲しいのに。

