茜ちゃんのツヤツヤした腰まである長い黒髪を見るちゃうと、
どうしてもいいなあって思っちゃうんだからいいじゃない。
腰までとは言わないけど、せめて肩!
いや、耳にかかるくらいまでは欲しい!
すると今度は雨森はわたしの耳元に顔を寄せて、甘い声でこう言った。
「女の子のうなじは、髪で隠れてるのもそそるけど、
藤村みたいに常に見えてるのもいいよな。興奮する」
「………」
わたしは、驚きと衝撃を表現するために、たいして大きくもない目を最大限に開いた。
ちなみに口は半開き。
うなじ…?
そそる…?
興奮する…?
「イッタイ ドウイウ イミ デスカ。」
ちはやはこんらんしたようだ!
だって、だって、だってだってだって! 意味わかんない!

