「藤村。まさかお前…、髪伸ばすとか、ないよな?」
雨森はまたわたしに顔をグイーッと近づけた。
「ま、まままままあ、ちょっとずつ伸ばそうかなとは思ってるけど…。何で?」
落ち着け千早。
甘い香りの吐息くらいで動じるでない。
だってまだ、触れられてないんだから。
「ふぅーん」
雨森どこか腑に落ちないような表情をして顔を離した。
わたしの顔じゃ、ロングヘアが似合わないのをわかっているからって
そんな嫌そうな顔するとか、さすがのわたしも傷つくよ?
わたしのロングヘアなんて見たくもないってか?
甘いな。
何を隠そう、実はわたしが一番自分のロングヘアを見たくないって思っているんだぞ!
ふはははははは!(千早ちゃん崩壊)

