疾走☆ラビリンス~曖昧な三角関係~(おまけSS更新中)



「化粧してる?」


「シテマスシテマス、ナチュラルメイクヲ」


体の穴という穴から何かが出てきそうなのをこらえて、必死に答える。


あなたのイカした長い前髪がわたしの顔に触れそうだよ。


甘い香りの吐息はとっくに体内に摂取されてますよ。


ああ、動悸がするよ。




「へぇ。俺、化粧とかよくわかんないけど、なかなかいいと思うぜ」


甘い香りの吐息と共にこう一言を残し、雨森はわたしから離れた。




た、助かった…。


心臓がバクバクしてうるさいけど、気持ちは穏やかだった。


やっぱり誉められるのは、悪くないね。


陸の言う“女の子らしい子”にまた一歩近づけた気がする。



うふ。

藤村千早、乙女街道は順調に歩けているみたいです!


あと何歩で陸のところに行けるのかな。

うふふ。