だから、雨森のどんな要望にも簡単に答えてくれるというワケさ。
つまり自由に注文をつけれるから、
そのこだわりのありそうな目にかかる前髪も、刈り上げアシメヘアもやってもらえるってこと。
「ステージだと明るい色の方が映えるから早く赤とか紫にしたいんだけど、
なかなかモモ先輩の母ちゃんが許してくれないんだよなー」
「あ、赤とか紫って…」
さすが、東高のミスター個性派アメノモリ!
色のチョイスも裏切らないねっ!
そう。
雨森センは個性的な男である。
…というか変人?
進学校でしかも校則がゆるみまくっている東ヶ峰高校は、とにかく個性的な生徒が多い。
(ちなみにわたしは陸上部ルール上、染めることができないの)
そんな東ヶ峰高校の中でも、雨森は群を抜いて個性的。
異彩を溢れんばかりに放ちまくっている。
床上浸水をしてもおかしくないくらいに。

