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ふたりで向かったのは、地元から電車で10分のここらでは最も栄えている街。
と言っても、都会でも田舎でもなく自称都会なのは、地元となんら変わりない。
まあしかし、さっきから視線が刺さる刺さる。
そりゃそうだよね。
こんなところに全身少女趣味のお洋服に身を包んだ女の子ふたり(内、一名は超絶美少女)がいるんだから。
「千早ちゃん。この視線は全部あたしに注がれてるんだから勘違いしちゃだめだよ?」
「す、すみません…」
そしてどこに行っても女王様は女王様で、お姫様はお姫様なのだ。
「ということで、あたしのショッピングに付き合ってね、千早ちゃん」
「はい…」
「ん。」
「…ん?」
突然差し出された茜ちゃんの手。
これは一体…。

