「ほんとかわいい。あたしが教えただけあるなあ、原石ちゃん」
なんて言いながら、ほっぺをスリスリしてくる。
確かに茜ちゃんのメイクの腕はすごいのだけれど。
こんなセリフをさらりと口にできるのは、やっぱり女王様だからなんだろうな。
しかし、茜ちゃん。
そんなにスリスリしたらせっかく塗ったファンデが落ちちゃうよ。
ついでにあなたのお化粧も落ちちゃうよ。
「ひゃっ!」
茜ちゃんの暑苦しいくらいの抱擁の最中、ほっぺに今度は柔らかい感触のものが落ちてきた。
「なあに? 物足りなかった?」
セクシーな表情をすると、茜ちゃんはわたしに顔を近づけ頬にキスをした。
「ほ、ほっぺチュー…!」
「そんなに驚く? 初めてじゃあるまい」
「普通に初めてだよっ」

