疾走☆ラビリンス~曖昧な三角関係~(おまけSS更新中)



茜ちゃんはわたしをドレッサーに案内すると、近くにある椅子に腰をかけた。


また、例のごとくわたしに見せつけるように長い脚を組んだ。




「ん」


「…ん?」




『早くやりなさいよ』とでも言うように、顎で指示する茜ちゃん。


茜ちゃんがわたしを凝視しているんですが。


ホワイ? なぜ?


そんなに見ても、何も出ませんよー。




「な、なんでそんなにわたしを見てるのかな」


「千早ちゃんを見てるんじゃなくて、どっちかと言うとプロセスが見たいの、あはっ」


「恥ずかしいから向こう見て欲しいなぁ~」




見るのが例えプロセスでも、そんなに凝視されたらできるものもできなくなるよ。


「………」




無言の圧力ってやつですか、茜ちゃん。


お姫様もそんな顔するのね。

女王様みたいな顔。


あ、そうだった。茜って女王様だっけ。


どうせわたしは女王様に逆らえない善良な市民ですから。


仕方あるまい。


刺さりそうな視線を感じながらわたしは化粧ポーチを開いたのだった。


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