「ひっ! あっ、セン!!」
隣には、息をゼェハァと切らしたセンがいた。
センも、わたしのこと探してくれたのかな。
「まこちゃん。コレ、俺のなんで触らないでね。ただでさえまこちゃんは“歩く生殖器”なんだから」
「あ、歩く生殖器…」
「やだなぁ、人聞きの悪い」
「だって事実でしょ。見境なく誰にでも手出すんだから」
「僕はまだ誰も孕ませて…んぐっ」
「はーい、まこちゃん自粛しよーねー」
どこのまこちゃんだか知らないけど、おそらく先輩であるまこちゃんの口をふさぎため口をきくなんて、何なんだ、この男は。
…ていうか、“歩く生殖器”って、なに?
「とにかく! 千早はまこちゃんと関わっちゃダメ。危険すぎる」
「う、うん…」
見境なく誰にでも手出して、いっぱい孕ま……ゲフン、それで歩く生殖器か。
なるほど。
「まこちゃん、モモ先輩なら部室にいるからね。じゃ、これで。千早、グラウンドまで送る」
「うん…」

