「写真よりちょこっと女性らしくなったけど、これはチーちゃんだ。センの彼女のチーちゃん!」
「し、写真?」
「うんっ! センが『これが俺の彼女ッス』って写真送ってくれたんだよ~、ほら」
そう言って彼はスマホを出すと、わたしに差し出した。
見るとセンとわたしのツーショット写真。
付き合い始めた頃にセンか記念と言って撮ったものだ。
今より少し、髪が短い。
ねぇ、セン。わたしは見世物なの? これは公開処刑? 写真送るならせめてわたしに許可を取ろうよ。
「チーちゃん、もっと近くで見なよ」
「へっ?」
彼はわたしの腕か何かを掴もうとしているのか、こっちに手を伸ばしてくる。
や、ヤバい!
男性アレルギーはセンに対してならほぼ反応はゼロだけど、他の人には相変わらず。
ここで触れられたらじんましん。
覚悟をして目をギュッとつぶったときだった。
「千早、その人に触ったら即妊娠するぞ!」

