「ハハッ、やっぱ胸ないね」
それどころじゃなくて、反論する余裕さえない。
「…出そう。死ぬのかな、わたし」
「バカ、俺が死なせねぇ」
「ほんとヤバいって…、んっ」
今度は唇にキスを落とされた。
話が違うぞ、おい。
幸せなはずなのに、何でだろう。つらい。苦しい。
そう思った次の瞬間、わたしは膝からガクンと崩れ落ちた。
目の前が霞む。
朦朧とする意識の中、手の甲を見ると、やっぱりじんましんが出ていた。
やだ、雨森に醜態晒したくないのに。
雨森が必死に「千早、千早」とわたしの名前を呼んでいる気がする。
「千早ー! 死ぬなぁぁああ!」
ちょっと。まだ死ぬ気ないんだけど。勝手に殺さないでもらえます?
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