疾走☆ラビリンス~曖昧な三角関係~(おまけSS更新中)



「雨森はわたしに好きになってもらえて、わたしは本物の恋に気づけて。だから、“結果オーライ”ってことで、いいんじゃない?」


「…生意気。」




雨森は小さくそうこぼすとスクッと立ち上がり、わたしにもそうするように指示した。




「藤村千早さん。俺のお姫様として、俺とお付き合いしてくれますか」


「ちょっと。『世界にお姫様はあたしだけで十分』って言ったのはどこのどいつよ」


「ウルセー。いちいちあげ足とるなよ。ちゃっちゃと認めないとキスすんぞ」




「それはいかん」とわたしは息を飲んだ。




「えと、雨森センさん。こんなわたしですが、わたしは雨森に触れられなくてもあなたのそばにいたいです。…わたしの王子様になってくださいっ」


「やっと手に入ったあああ!」


「ギャッ」




雨森はわたしに抱きついてきたのだ。


ギュウギュウと力を込められて、もう雨森とわたしの間には隙間がないくらいだ。


一気に熱が全身を駆け巡る。