疾走☆ラビリンス~曖昧な三角関係~(おまけSS更新中)



「陸にはあげてないもん。雨森にしか渡してないもん」


「…は? バカなのかお前。本命の名取に渡さないでどうする。早く渡して来いよ」


「……わたしの本命は今目の前にいるアンタだ! バカなのはそっちでしょ、バカ! 陸のことはもう好きじゃない。てか、元々好きじゃなかったし。好きな人に好きな人を勘違いされることほど悲しいことはないよ、バーカ!」




一気にしゃべって肩でゼェハァと息をするわたしと、お口ポカンな雨森。


なんちゅー組み合わせ。




「おま、名取が好きだって、嘘だったのか?」と雨森は陸と全く同じ反応をしたから、同じように説明した。


すると雨森は「ハァァァ」と盛大にため息を付き、その場にゴロンと横になった。


ため息とは失礼なやっちゃ。




「“告白の返事”って?」


「えと、その…」


「俺のこと、好き?」


いつの間に起き上がったのか、気づくと目の前に雨森がいた。


慌てて目を泳がせると、また雨森は口を開いた。