疾走☆ラビリンス~曖昧な三角関係~(おまけSS更新中)




そんなことより。


「どうしてストレートに聞くのよぉお!」


「どうしても何も、俺は藤村の事情は一切知らないし」


そ れ な 。
確 か に な 。


反応が淡白すぎるぜ。


それを言われたら、こっちは何も言えないですわ。


「なんだよ、言えよ」


すっかり勢いを失ったわたしに、雨森がずいずいと迫ってくる。


か、顔が近いんですが。


出そうなんですが、例のブツ(じんましん)が。


そして呼気がやけに甘ったるい香りを放っているんですが。あ、そっか、プリンのにおいか。


わたしはゴクリと音を立ててツバを飲むと、恐る恐る口を開いた。




「ここに来たのは、告白の返事。プリンは、バレンタイン…」


「…これは義理か。名取陸にはなにをやった?」




…怒っていい?

突然の鈍感ボーイ? ここまで来て勘違いする? わたしの言葉ってそんなに足りてない?


マジか。こんな反応されるとは思ってなかった。

あたしゃ、泣きそうだよ。絶対に泣いてやらないけどね。フンッ。