疾走☆ラビリンス~曖昧な三角関係~(おまけSS更新中)



──
─────


「別に俺、見た目はあんまり気にしないし。むしろ中身重視」




わたしが気にしていたことに、雨森が紳士的な笑顔で答えた。




「ほんとに!? わたし、貧乳だけどいいの? 乳って名乗っていいか不安ななるくらい真っ平らだけど、いいの?」


「どんと来いだっ。小さければ小さいほど、育て甲斐があるからな」


「そ、それは、どんな方法で…?」




“育て甲斐”って…。


普段のあなたの言動からすると、平穏無事に育まれることはなさそう。うん、怖い。




「言っただろう。『ギタリストは変態なのが相場だ』って」




しびれそうになるような甘い声で雨は答えると、今度はムカつくほどキレイな顔をこちらに近づけてきた。


恥ずかしくなって視線を下げると、わたしの胸の方に向かう男らしい手。


…嫌な予感しかしない。


アレルギー体質のわたしにキス+αでそんなオプションまでつけたら、じんましんどころじゃきっと済まない。


生命の危機を感じる!




「や、やめて? 雨森…」


「ヤだ。今更止められない」


「う、ウギャアアアア!!」