わたしの貞操が!
汚された!
雨森に拒否されたらどうしよぉ…。
「ハハッ。やっぱり千早はそんな感じじゃねぇと。無理して清楚女子やってないで、まんま千早がいいわ」
「なにそれ…」
わたしは陸の彼女になりたくてお姫様修行を始めたのに、そのままがいいとかちょっとひどくない?
「俺、千早とは友達でいたいわ。よく、“男女の友情は成立しない”とか聞くけど、千早となら成立すると思う」
「んな、勝手な…」
「とりあえず、無理して清楚ぶる必要はない。お前が巨乳にならない限り、俺はお前になびかないからな」
陸は「ガハハ」と歯を見せて憎たらしいくらい元気よく笑った。
いつまでもおっぱいに振り回されるわたしって、なんなの!?
むなしいわ。悲しいわ。
“山”が欲しいなんてわがまま言わないから、せめて“壁”から卒業したいわ。
名前は知らないけど陸が好きなグラビアアイドルに弟子入りしたいわ。
あっ、我らが担任教師の寺ちょんでもいい。
わたしの胸が飾りじゃないってことを証明したいの。
豆乳飲んだらいいんだっけ?
もしかして、豆乳って太る?
だとしたら、走りに影響するなぁ。監督の雷が落ちるのが目に浮かぶよ…。

