疾走☆ラビリンス~曖昧な三角関係~(おまけSS更新中)



「千早ちゃん。『じんましんが出ても彼と一緒にいたい』と思えるのが、本当の恋なんじゃない?」


「本当の、恋…」




まやかしではない、本当の恋。本物の恋。




「どう?」


「正直、好きかはまだわからない。でも、ドキドキするし、“本当”だと思う」


「ついに千早ちゃんも本物の恋する乙女だね」


「うんっ」




やっと気づけた、自分の気持ちに。


この気持ちは、前向きに検討しようと思うよ。




「どうしよ、わたし、やっぱり走りたい!」


まだ体育の授業は続いているかな。


冬の今の時期は、わたしが得意な持久走をやるんだ。


みんなは嫌いと言うけど、わたしは大好き。


だって、ずっと風を切っていられるんだもん!


雨森にも素直に好き、と言いたいなあ。


わたしには男性アレルギーがあるけど、ヤツは受け入れてくれるかなあ。


お父様譲りの紳士的な神対応で、「大丈夫だよ」と言ってくれるかなあ。