「おいひい…」
「ちゃんと俺の顔見て言ってくれないと拗ねるよ?」
「おいしいけど、見せたくない」
だって、熱のせいできっと目は真っ赤に充血してる。
雨森のせいで顔はじんましん。
雨森はただのクラスメイトで、ただの隣人で、ただの変態ギタリスト。
それなのに、何でか意識してしまう。
こんな気持ち、初めてだからわからないよ…。
「…どこからが嘘で、どこからが本当のことなのか、教えて欲しい」
おかゆを食べ終えて言う。
昨日から、ずっとこのことを考えていた。
どうしてわたしを騙すようなことをしたのか。
もっと早くに、カミングアウトするタイミングはなかったのか。
どうして雨森センは、雨森茜になったのか。
「ごめん」
ホワット?
オー、ジャパニーズ ドゲザ!
って、おい!
「頭、上げて…?」

