「黙ろうか、変態さん」
コイツ…。あなどれない。
見る? 普通。
そして指摘するか?
やっぱり変態だ。
いいよ、もう、ギタリストでも紳士でもなくて。
ただの変態だ。
雨森はなぜかハハハと爽やかに笑った。
「もうできたからリビングで待ってて」
「…ん」
クンクン。
おかゆのいいにおいがする。
認めたくないけど、これは絶対においしい。
「食える? 俺があーんってしてやろうか?」
「うるさい。一言余計。…だけど、ありがと。いただきます」
「ん。」
雨森はおかゆが乗ったおぼんを、ソファーに腰掛けるわたしに渡してくれた。
刻んだネギが乗った、真っ白なおかゆ。
ゆれる湯気に、食欲が沸いた気がした。

