疾走☆ラビリンス~曖昧な三角関係~(おまけSS更新中)



正直、今すぐ帰って欲しいくらい。


だけど、それは“逃げ”だから。


茜ちゃんが雨森なら、彼は優しい心の持ち主。


悪意があってわたしを騙すようなことをしたわけじゃないって、なんとなくわかるから。




──ギュルルルル




雨森を家にあげると、わたしの腹の虫が盛大に鳴いた。


3食抜くと、こんな音が出るんだぁ~、って思ったり。てへ。




「あ、アハハハ」




あまりの恥ずかしさに、とりあえず笑ってみた。




「藤村、腹減ってんの?」


「な、なんのこれしき! これくらい日常茶飯事! どんと来いだ!」


「なーにが『日常茶飯事』だよ。お前、いっつも学校でモリモリ飯食ってんじゃん。
何食食ってないの? ちゃんと薬飲んだ?」