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「んじゃ、ちょっと待ってて」
「はーい」
前回のように、茜ちゃんが帰宅するまでは雨森の部屋に強制収用。
『茶でも持ってくるよ』と言って雨森が部屋を出て行ってからしばらく経ったけど、
彼が帰ってくる気配は全くない。
もてなせとは言わないけどさ、ちょっとは自分の発言に責任持とうよ!
クラスメイトの男子の部屋に、男性アレルギー持ちのわたしがひとりで残されてる
こっちの気持ちも、考えて欲しいわっ!
──コンコンッ
雨森の奇行にイライラしているとノック音が部屋に響いた。
雨森かな?
「はーい?」
「千早ちゃん? 帰ってきたから部屋においで」
静かにドアを開けてひょっこり顔を出したのはお姫様姿の茜ちゃんだった。
…結構雨森はどこへ?
まあ、いいか。

